色の捉え方は明るい時と暗い時で感度が異なると言われてます。
暗い色は(見えづらくて)危険と結びついていた人類の長い歴史
がありほんの僅かの変化でも見分ける能力を生まれながらに持
っているのに対して明るい色に対しては感度は普通(暗い色感度
からすると鈍感)な為、色調節を同じ感覚で変動させてもうまく
行かなかったりします。
(カラースライダー)
最も明るい色:白
中間色:50%グレー
最も暗い色:黒
ヒトは暗い色に敏感なので30%グレー付近まで暗い色と認識する
コトもあるようですが、色変化量は同じでも明るくした場合「あ
まり明るさが変わってない」と思っても暗くすると「大分暗くな
った」と感じるのが普通です。
大げさかもしれませんが明るくするなら5~10単位、暗くするなら
1~3単位で動かすくらいでちょうど変化量が同等になるカンジです。
(明るい色と暗い色の変化量比較)
明るい色のサンプルは上の段20%グレー→10%グレー
暗い色のサンプルは下の段35%グレー→40%グレー
あまり暗くない35%グレーと40%の違いは分かりましたか。
これだけ見比べてもピンと来ませんが40%グレーがモデルの
顔に影色として貼り付いてたらかなり暗く感じると思います。
明るい色って思ってる以上に明度を上げてるので例えばモデルの
ベース色を全体的に底上げして明るくする、上のMMD静止画の
肌の明度99%(ハイライト部分以外)を目指してみてください。
(R 254、G 234、B 235)
白飛びさせずに色を明るく持ち上げるのは色から受ける印象は
能天気そうでも暗くするより一筋縄では行かないですね。