前回いくつか試作したトゥーンシェーダーのプリセットを使
ってモデルに好きな色をのせてみました。
クッキリと塗り分けされたパーツを組み合わせていくのは見
ていてメリハリがあって出来上がっていく様子が楽しかった
ですね。
作業経過を画像で残しているので少し紹介したいと思います。
(静止画作成の流れ)
今回のポイントは☆マークになった目光でしたので先に
カタチを確定させておきました。
作業はMMDで素材画像を出力してその画像をAE(画像編
集ソフト)に読み込ませて「読み込んだ画像=1つのレイヤ
ー」としてレイヤー合成を行い徐々に仕上げていくやり方
です。
MMDファイルのエフェクト数を複数に分散出来るのでPC
スペックがあまり高くなくても気にせず3840×2160サイ
ズが出せるのとMMDファイル内でエフェクト同士が干渉し
あわないで済むメリットがあるので作業しやすいですよ。
上の画像の[1]は線画を確認しておきたかったので最初に作
りました。
線画用素材は4つ、4つのMMDファイルからそれぞれ画像
を出力して乗算合成したものです。
こんなの1つの線描画エフェクトでいいだろうと言う考え
はその通りだと思います。
より細かい方、細分化になぜかドンドン行ってしまう、面
倒くさいのを厭わなくなってくるのはその事象に深くハマ
ってる証拠だそうですから結構深入りしてるのかもしれま
せんね。
[2]では前回記事で試作したトゥーンシェーダーのプリセット
でハイライト部分と影部分に好きな色をつけてます。
MMD照明操作XYZスライダーを端から端まで動かして丁度
良いカタチを見つけてあげましょう、ここで妥協すると見
た目が大きく変わる場合があります。
[3]で肌色と目の色がのってキャラの顔が現れたので最終形
の予想が立てられるようになりました。
で[4]に行ってやっぱり髪に影色があったほうがよいと思い
ココで追加してます。
一応この4の工程で完成、サムネで映えるコントラストな
のでこのままで充分です。
それなのに[5]に行ってしまうのは色々足したい病だから仕
方ありません。
加算合成する用のハイライト素材を4、5つ加えて[6]で衣装
の彩度を上げて完成としました。
(画像編集ソフトのレイヤー)
トゥーン調だから今回はラクだなと呑気に作業してたらい
つの間にか25もレイヤーが出来てました、ビックリです。
工程[4]で留めていたらもっと少なくても大丈夫ですから。
素材切り出しは基本的に「顔」「目」「髪」「その他衣装」
と細かい調整が必要な括りや用途で分けて出します。
特に顔の照明の向きは他のパーツと向きが異なるので最低限
分けるなら「顔」「それ以外」の選択ですね。
トゥーンはしっかり主張した線画の組み合わせがよく似合
います。