ボーンでMMDモデルを動かすために
オブジェクト(ポリゴン)とボーンの
間に介在するウエイトの仕組みを少
し整理してみたいと思います。
PMXエディタでは1つのポリゴン頂
点に対して1から最大4つのボーンに
ウエイトを割り振るコトが可能です。
そしてボーン自体は表示されないの
であたかもモデルが動いているよう
に見えるワケですね。
割り振られた比率によってポリゴン
頂点はボーンの動きに引っ張られ
移動や回転を行います。
(ウエイト設定の例)
・ボーンA 100、ボーンB 0
→ボーンAの動きに完全に同調
ボーンBの動きには反応しない
頭や体幹部はこの設定でOK
・ボーンA 1~99、ボーンB 99~1
(A+B=100になる範囲)
→ボーンAとボーンBの動きに
それぞれ一部同調する。
四肢や指など関節部分は通常
こちらの設定
2つ以上のボーンにウエイトを割り
振る場合どういう動きをさせたいか
人体構造を参考にボーンAとBの値が
ある程度決まってくると思います。
(ボーンAとBのウエイト設定)
試しに自分の親指を動かしてみると
指だけでなくその下の手のひらも付
随して動くのが分かります。
他の指は親指ほど手のひらと連動し
てない、というのをウエイト設定に
反映すると上の画像のようなウエイ
トの割り振りになりました。
ボーン中心部分は100に近い数字な
のでそれほど気にしなくて済みます
が付け根や指の間はこのボーンを動
かした時にどれくらい引っ張られる
のがいいか、或いは反応させないで
おくのか少し複雑になってきます。
ちなみに指の間は手のひらに50位
割り振ってあまり指の動きに追随し
すぎて破綻しないようにしました。
小指側の手のひら部分は親指に較
べ小指の動きにそれほど連動しな
いので指の付け根部分は2極化させ
比較的ハッキリと色分けされてます。
こういったコトを最初から考えるの
はタイヘンなので他のモデルさんで
見せてもらうと勉強にもなりますね。
PMXエディタでウエイトを保存して
転送するプラグインもありますから
上手に利用してみるのもいいかもし
れません。