MMD動画の画質を良くしたいと思い今までは
エフェクトを使って完成させてましたが、MMD
にこだわらず他のソフトも試してみようと考えを
改め、動画編集ソフトで画質を仕上げる事に
しました。
照明効果をMMDで行わずにAviUtlでつけた
ほうが画質低下しない気がするのでMMD+
AviUtlの組み合わせで映像を作ってみて
最初のトライで後からAviUtlの効果で画面を
明るくしても特に仕上がりに問題はなさそうと
判断して引き続き作成を行ってます。
次の段階では画質向上を目標にしてエッジを
なめらかに表示するにはどうしたらいいのか
を考えて取り組みました。
まず比較用のMMDで完成させた静止画像は
このような感じの仕上がりです。
(質感重視の仕上げ)
なるべく高画質にと思うと照明効果は必要ですが
画面全体に光の淡いボカシがついてクッキリ表示
を妨げてしまう点がずっと気になってました。
モデルをクッキリ、それでいて照明も当たってる
映像にしたいのでボカシの要因の照明エフェクト
などを外して作り変えますが、今回は質感表現
も考慮して前回より使用エフェクトを増やそうと
思います。
(リテイク経過)
モデルの仕上がりはアニメ調で考えてますが、
髪に関してはトゥーン表現に質感アップ要素を
追加して確かめようと思うのですでに作ってある
この感じのまま手を加えずに行きます。
顔はアニメらしさを出す為、トゥーンシェーダー
を他にも重ねてここからまた変化させました。
(MMDでのリテイク完了)
目的とする質感表現を出す為にエッジ(輪郭線)を
細くする事とトゥーンの色の境界部分のギザギザを
減らしてなめらかになるよう調整しました。
エッジを細くするのはAviUtlで加工すると濃く太く
見える事の対応策です。
(AviUtlでの加工例)
AviUtlではエッジ線がしっかり描画されるので
もっと薄い色で細くしても大丈夫と判断しました。
衣装の色の暗さが気になるので明るい色になる
ようMMDにフィードバックしてます。
(AviUtlで画質調整)
トゥーン影のギザギザをやわらげようとぼかし
効果をつけてシャープ効果で少し引き締める
調整をしてます。
今回照明効果に色調補正の明るさやコントラスト
を使わずオーバーレイ合成で顔色を明るくし
ました。
発光や明るさ、コントラスト効果は黄色みが強調
され白飛びしやすいので薄い色の肌色調整に
あまり向いてないのかなと思います。
前回より気持ち質感アップ出来たところで今回は
ここまでです。
(背景を入れて完成)
髪のグラデーションとかで複雑さが出せると
高画質に近付けるかなと思って進めてますが
動画にした時の印象も確認しておきたいと
思います。