フリーハンドで上手な線が描けなくても何とか
なる髪の毛テクスチャ描画方法を紹介します。
髪の毛テクスチャ画像はPhotoshopを使って
自分で作成してもいいですし、ネット検索で
ダウンロードした画像でもOKです。
(MMDで出力した画像に髪の毛テクスチャ描画した例)
髪の毛テクスチャ画像の髪筋がまっすぐな直線に
なっていたとしてもこのようにワープ変形で好きな
カタチに整形出来るので大丈夫です。
上の画像では明るい髪色と軽いふわっとした感じを
残しておきたくて髪の毛テクスチャはあまり目立た
ないように毛先を濃くして濃淡差を表現する程度に
してます。
それでは前回の続きからですが、ワープ変形の
おさらいです。
(髪の毛テクスチャのワープ変形)
Photoshop画面左の髪の毛テクスチャのレイヤーを
選んだ状態で編集メニューの変形/ワープを選択する
と髪の毛テクスチャに黒線の格子(メッシュ)などが
表示されます。
実際の手順ではワープ変形の前に自由変形で
テクスチャを髪束に合わせて傾けて角度をつける
作業が入るので順番的には編集メニュー→自由
変形→自由変形モードとワープモードの切り替え
アイコンのクリックとなります。
ワープ変形と聞いても操作方法が想像しにくいかと
思うのでコントローラーの名称も説明しておきます。
(ワープ変形のコントローラー名称)
髪の毛テクスチャの四隅などにある白四角が
コントロールポイントでそのコントロールポイント
に変形を加える黒丸のハンドル、テクスチャ
全体どの部分からでもドラッグで動かせる
ようになるので仮にメッシュ領域内として
おきますが、これら3つのコントローラーを
使います。
(ワープ変形コントローラーの使い方)
A.コントロールポイント
→白四角部分をドラッグすると移動が出来ます。
髪束の形状にテクスチャを合わせる時に使用。
B.ハンドル
→コントロールポイントから伸びた黒線の先に
ある黒丸を動かすとグニャリと曲がります。
髪の毛の流れ(ウエーブ)を生成する時に使用。
C.メッシュ領域内
→好きな所で髪の毛テクスチャをドラッグすると
ハンドル操作の時と同じように曲げたりの変形
操作が行えます。(ドラッグする箇所によっては
変形出来ない事があるのでその場合は位置を
ズラしてドラッグし直してみるといいと思います。)
髪の毛の流れ(ウエーブ)を生成する時に使用。
(ワープ変形の特徴)
可動域が広くて思い通りに変形出来ますが、
同時に画像が変形された形状に合わせて拡大
縮小されてしまうので髪の毛テクスチャで言うと
髪筋の幅が太くなってしまう事も起こります。
(横幅拡大の例)
上の画像では右に行くほど横幅拡大の程度が
大きくなっています。
変形のカーブの角度がきついほどより横に引っ
張られて髪の毛テクスチャの図形が歪む事が
分かると思いますが、 それを防ぐには髪の毛
テクスチャのサイズを髪束サイズに合わせるか
それ以上にすれば大きく歪む事はなくなります。
テクスチャ画像の歪みを気にしてほとんど動かさ
ないと直線ぽく見えそれはそれで違和感があります。
(髪の毛テクスチャの直線が目立つ例)
髪の毛テクスチャをカーブさせずに斜めに貼り
付けただけなのでヘアラインが直線です。
本来曲線であるべきところに直線が認められると
かなり不自然さを感じます。
直線のせいで立体感が打ち消されて精細な
髪の毛表現なのに残念なカンジです。
元画像が直線になっていたとしてもテクスチャは
少しでもカーブをつけてあげたほうが良いですね。
(今回はココまでです。)