MMD画像をアニメ調ぽく見せる為の作り方を
考える、の続きになります。
アニメ調要素を追加した画像を作成しながら
気付きを改善していけたらと思いますので
さっそくMMDで作った静止画を見てみます。
(MMD画面)
アニメ調に見せるポイントが分かりやすいように
リアル系画質と較べて変更点をおさらいします。
(アニメ調ぽくしたMMD画像)
変更箇所は顔と髪の毛のみで色階調数を減らして
単純化するトゥーン効果を意識して変更を加えました。
(アニメ調にする為の3つの要素)
1.色調変化グラデーションを単純化または二極化
→ベース色、ハイライト色、影色を含む。
2.コントラスト高めにして発色の良いクリアカラーを選択
→画面全体の色エネルギー値を上げる
3.エッジ(輪郭線)の強調
→見るべきところを枠取りして明確に提示する
上の3つの項目を合わせた相乗効果によって
アニメ調に見せられるのではないかと思います。
もっとカンタンに言うとベタ塗り、クリアカラー、線が
表現されてればOKみたいなカンジでしょうか。
MMDを起動してモデルを読み込んだ時に実は
アニメ調に見える要素はほぼ揃ってますが、
出来れば質感良くして高画質に見せたいとも
思うのでしばらく今のやり方を続ける事にして
上の画像に足りない点を考えてみます。
顔のベース色は単純化出来てますが、影色が
きちんと出せてないようです。
影がないとメリハリがつかなくて画面全体の
印象が平均化されハイライト部分も目立ちません。
(アニメ調影のイメージ例)
ハイライトも影もアニメ調だとわりとベタ塗りに近い
感じで描画されてますね。
やはり影があったほうがよりアニメらしくなります。
影の付け方ですが、上の画像はパレットシェーダー
(めめ様)単体で作りましたが、 調整しやすいように
前髪と顔影を分けて影色を入れる事にして上とは
別の画像を新規で作成してみました。
(アニメ調影をつけた画像)
髪と顔影のおかげでアニメ調らしくなってきました。
前髪と顔影をつける方法は次回紹介する予定です。