MMDのエフェクトで細かい髪の毛をモデルの髪に
描画する事が出来るか試してみました。
テストしたのは簡単テクスチャ合成BlendTexture
(わたり様)と言う、モデルのUV設定に従って追加の
テクスチャを合成する事が出来るシェーダーです。
(簡単テクスチャ合成BlendTexture適用例)
初期設定のテクスチャをモデルのメガネと衣装に適用
すると加算合成されて明るい色で描画されます。
モデルに適用したテクスチャ画像は背景画像と同じ
七色のカラーリングになってます。
エフェクトBlendTexture.fxファイルのパラメータを
加算合成からアルファ合成に変更して七色画像の
代わりに髪の毛テクスチャに差し替えてどうなるか
確認してみます。
(髪の毛テクスチャ画像)
テクスチャに描かれた髪の毛の線がなるべく細く
くっきりと表示されるように乗算合成でレイヤーを
重ねて作ってます。
簡単テクスチャ合成BlendTextureはモデルの
UV(展開図)設定に従って画像合成するそうな
のでPMXエディタのモデル改変で髪の毛画像を
差し替えた時と同じ結果になるのかなと思い
それぞれ作ってMMDで同時に並べてみました。
(MMD画面)
上の画像(左)がモデルPMXファイルの改変で髪の
毛画像を変更して髪ツヤシェーダーを適用した場合で
(右)は簡単テクスチャ合成BlendTextureのテクス
チャを髪の毛テクスチャに変更して適用したものに
なります。
UV(展開図)設定がどちらも同じの為、結果は
やはり同じ見え方でしたね。
以前作った髪の毛テクスチャ試作品に比べると
線がはっきり描画されるようになりましたが、
横幅が広がる部分はまだ解消されてません。
今回は同じテクスチャで比較したので次は
簡単テクスチャ合成BlendTextureに使う
髪の毛テクスチャ画像を変更して元の髪の毛
画像とテクスチャをミックスさせてどうなるか
実験してみます。
相乗効果で予想を超えて面白くなるといいな
と思ってますがどうなんでしょうか。
簡単テクスチャ合成BlendTextureを使うと
モデルPMX改変しなくても済むから他にも
用途が増えそうです。
目の色を変えたり手軽に出来ていいですね。
(今回はココまでです。)
〇 ポリめりminiコーナー 〇
さっそく簡単テクスチャ合成BlendTextureを
適用しためり画像作りました。
(green eyes)
こちらはBlendTextureの初期設定テクスチャ画像で
加算合成モードで髪と目、手袋、衣装の色変えに使用。
落ち着いた色合いで欧州的雰囲気が出せました。
上の画像にはアナログテレビ風エフェクトPostAnalog
TV(かき様)のエッジ(輪郭線)に虹色を表示する効果も
使ってみたのですが、色の変化がつけられる点が気に
入ってます。
(少し差し色を足してみた)
画面の雰囲気を大きく変えずに色表現を増やしてくれる
効果だけでなく他にもコントラストを上げたりとPostAna
logTVはまだ色々探求し甲斐がありそうです。