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Channel: ポリめりMMD
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:.MMD.:モデルの目のハイライトを材質分けする

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今回はPMXエディタを使ってMMD

モデルの材質を実際に分離してみます。





115egdeseparatemeri1.92bh10-3.png




材質は「顔」や「髪の毛」など同じ

テクスチャの単一パーツだけの

モノもありますが、今回挑戦する

「表情」のように'目''眉''アイライン'

'下まつ毛''鼻線''口の中''舌'と複数

のパーツがひとまとめに入れられて

いる集合材質の場合があります。



複数パーツが集められてる材質

「表情」をMMDエフェクトやシェーダ

ー適用時使いやすいようにまず「目」

「眉・アイライン」「口の中」の3つに

分けます。

3分割で材質「目」を作ったら今度

は「目」を'黒目''白目''ハイライト'に

もっと細分化するところまで行うのが

今回の予定です。




<材質分割の工程>


材質:表情(1)

  ↓

材質:1.目、2.眉・アイライン、

3.口の中(3)

  ↓

材質:1-1.黒目、1-2.白目、

1-3.ハイライト 、2.眉・アイライン、

3.口の中(5)


最終的には5つの材質に分かれて

材質数が4増える形となりました。





115egdeseparatemeri1.92bh10-4.png




複数パーツごとに材質を分ける作業は、

頂点及び面選択で正確にパーツを選ぶ

コトが出来れば後は特に難しくないです。





115egdeseparatemeri1.92bh10-6.png




昨日(11/13)の記事にも書きましたが

パーツを面選択した状態で[新規材質

へ取り出し]する事で選択したパーツ

が移った新たな材質が生成されます。






115egdeseparatemeri1.92bh10-5.png




異なるパーツ同士が重なりあう部

分は面表示に加えて頂点も表示

させておいたほうがやりやすいです。


Shiftキーを押しながらまず頂点を

選択してそれから余計に選んでしまっ

た頂点を探してCtrlキーを押して頂点

クリックで選択を解除すると例え重な

っていても正しく選択出来ます。


カメラ位置を動かして選択解除のし

残しがないか上下左右前後から念

入りに確認しておくとミスが防げて

安心です。





115egdeseparatemeri1.92bh10-9.png




PmxViewウインドウメニュー[編集/

選択面/新規材質へ取り出し]で

「新規材質1」がPmx編集ウインドウ

材質タブのリストの一番下に追加

されると思います。

新規材質となってますが設定され

ていたテクスチャなどはそのまま引

き継がれますのでパラメータに関して

は特に何もしなくて大丈夫です。






115egdeseparatemeri1.92bh10-7.png




分離した眉やアイラインはMMDの表情

操作で問題なく動きました。



材質を3分割(1.目、2.眉・アイライン、

3.口の中)したので次は1.目の細分化

に取り掛かります。

'目'を1-1.黒目、1-2.白目、1-3.ハイ

ライト に切り離しますが、黒目と白目

は今までと同じ方法なので省略します。


ハイライトは黒目の一部分なので[頂点

を分離して新規材質へ取り出し]機能を

使います。






115egdeseparatemeri1.92bh10-8.png




ひとつながりのパーツを分離する

場合もこれまでと基本的には同じ

ですね。


これで材質の「表情」は7つの材質

に生まれ変わりました。

Pmx編集ウインドウで「新規材質1」に

分かりやすい名前をつけたら材質の

並び順を決めます。






115egdeseparatemeri1.92bh10-10.png




材質の順番並べ替えは材質をクリックし

[頂][↑][↓][底]ボタンを押すと上下に

移動します。

上に位置するほうが表示優先度が高い

です。

その辺の見え方を考慮して順番を決

めます。



上の例ではより目立たせたい'ハイライト'

を'黒目'より上に持ってきてます。

MMDで確認して見た目に違和感を感じ

たら材質の順番を入れ替えてみるのも

ひとつの手だと思います。

材質の並び順変更で不具合は起きない

ので自由にいじれますから自分も何度

か入れ替えてチェックしました。




黒目の中のハイライトを別材質にした

のは目を光らせたかったからです。

MMDエフェクトAutoLuminous4を

使った発光効果をさっそく試しました。






115egdeseparatemeri1.92b0-5.png




Pmx編集ウインドウの材質タブで「材質色-

反射色(0,0,0)-反射強度110以上」で

AutoLuminous4に反応して発光します。



材質分離のおかげでハイライト部分だけ

見事に光ってますね。

ずっとやりたいと思ってましたがやっと

実現しました。

これで目を光らせるのに口の中を気に

する必要も無くなります。







115egdeseparatemeri1.92b0-2.png




材質の並び順で'ハイライト'を'黒目'の

下に置いてしまうとこんなカンジに発光

が弱まる事もあります。




余談になりますが黒目のテクスチャは

光るハイライトにあまり影響されない

ように目の下半分の黒塗りを増やし

て対応してます。






115egdeseparatemeri1.92bh10-15.png




上の画像(左)が従来の黒目で(右)

が塗り直したバージョンです。

ハイライトが強い光を反射してハレー

ションを起こしても黒目の色が白飛び

しないように考えて塗ってます。



これでモデルの目のハイライトを材質

分けの説明は以上です。





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