ヘタリア・アメリカMMDモデルの画像を
作っていて公開する場合は特に目元に
注目して欲しいなと思ってます。
表情豊かな目元を強調して視点誘導す
る'目ヂカラアップ'の方法を考えた時に
参考にしたのはアニメでの目の描かれ
方でした。
<アニメの目の描かれ方の特徴>
・エッジ線(輪郭線)で目の外形をフチ取る
・単純色階調で影を描く
・クリアな発色
・場合に応じて発光
上記がオーソドックスな目の描かれ
方だと思いますが、最近は上記に
加え目の下などにエッジ線を引いて
より繊細な表情を作る手法も増え
てきました。
アニメ表現をお手本にこれからMMD
画像を作ってみようと思います。
<<目元を強調したMMD画像作成>>
MMDの前にPMXエディタでモデル改
変を行い下準備を済ませておきます。
細かい目のパーツにはMMDエフェクトで
エッジ線を出しにくいケースがあるので
材質テクスチャに直接線を描き入れた
りしておくといいと思います。
→エッジ線は黒目周り、白目周り、
目の下、目の光周りに引きました。
影描画に関しても目の中にだけ影を
落とすのはMMDでは骨が折れそう
なので目のテクスチャに直接影色を
塗りました。
→影色(嘘影)はカメラ角度によって
見え方が異なるので幾つかバリエ
ーションを用意して都度使い分けて
ます。
エッジ線をアピールしようとすると一番
目立つ黒を使う事になり、エッジ線が
複数描画されていくうちに画面が黒ず
んで汚れたようになる心配が出てきます。
黒ずみ対策になるか分かりません
がクリアな発色を取り入れる試みは
よく行います。
エッジ線を複数描き込むには描画される
追加のエッジ線が主線に重ならないコトが
必要になってきます。
色ずれエフェクトColorShiftとエッジ
描画エフェクトをセットで使えば主線から
少しズレた位置に線が引かれます。
仕上げの段階で目元が強調されたの
が分かりますでしょうか。
白目の中に濃い影が足されて一気に
目への注目度が高まりました。
これで<アニメの目の描かれ方の特徴>
で挙げた発光以外の条件は達成され
たワケですが目の中の影(嘘影)の
あり/ナシだけでも随分印象が異なり
ますね。
<アニメの目の描かれ方の特徴>
・エッジ線(輪郭線)で目の外形をフチ取る
・単純色階調で影を描く
・クリアな発色
・場合に応じて発光
+目の下のエッジ線
MMDで使用したエフェクト数はそれほど
多くありませんでしたが、エフェクトファイル
割り当てでの作業がシェーダー適用含め
結構ありました。
近頃はMMDで作業しながらPMXエディタ
に戻ってモデル改変したり、Photoshop
でテクスチャの描き足しをしたり同時進行
でやるコトが当たり前のようになってます。
今回の画像作成にあたって目の中の
嘘影をPhotoshopで描いてPMXエ
ディタでテクスチャを差し替えを4回、
目の下のエッジのサイズ変更1回、
下まつ毛色変更1回のモデル改変を
行いました。
今ではMMD-PMXエディタ-Photo
shopの行き来にも慣れて希望する
表現になった時のプチ達成感がイイ
刺激になります。