「○○みたい」と言われたので名前の出た画家の作品を拝見しました。
スペインで活躍したエル・グレコの作品です。
「首元のぐねりがエル・グレコみたい」と評されてもどんな絵を描くの
か存じ上げなかったので見に行きましたが、宗教画にしてはデフォルメ
された人物造形やドラマチックな色や構図の取り方が目を引く方だなと
思いました。
メディチの首がグニって曲がってるのは包帯巻いてるトコをそう表現
しただけでしたが、おかげで名画の情報やその時代背景などを学ぶ機
会が得られました。
エル・グレコは8頭身体型や手を大きく描いてみたり結構マンガ絵に
通じる考え方や今で言うエフェクト効果的な光の使い方や見せ方など
題材は古典的ですが古さをあまりカンジない作風ですね。
聖人に赤い衣装着せる色のチョイスとかなかなか突き抜けてらっしゃる。