静止画の時目に髪の毛がかかって遮るのは「表情が見えづらくなる」
という理由からなるべく避けてきましたが、髪を半透明にして目元の
視認性を上げればそこまで避ける必要もないかなと思って試しに↑を
作ってみました。
目元近くに前髪がかかる姿も好きなのでタマには見たいですからね、
こういうケースで透け感表現をうまく利用できるんじゃないかなと
思います。
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自分の見えてるモノや考えは自分の中のすべての基準として無条件に
信じてしまっているのが普通です。
万物を測るものさし、それがズレてないかと疑うコトもあまりしない。
やっかいなのは基準となるものさしのゆがみが自分では分からないコト。
3DCGモデリングの造形やあるいはデッサンでゆがみは如実に出ますが
客観的に判断しようがないし自分で発見出来るワケもなく「ちゃんとカ
タチを捉えてるハズなのに評価されないのはなぜ」と悩んだりしました。
ゆがみや偏り解消法の特効薬はないかもしれませんが美術・デザイン系
の基礎を習得してない人でも書籍などで知識を得て目的意識を持って学
んでいけばそのうち自分のゆがみが分かってくるんじゃないかなと思っ
てます。WEB上でもいろんな方の書いたものが読めますからたくさん
見聞きして良い刺激をもらえるといいですね。
最近読んだ書籍を紹介しておきます。
見え方の矯正も必要ですが考え方についてもなるべく偏りをなくして広
い視野を獲得したほうがプラスになると思うので以下の書籍は意識改革
の手助けになる1冊として挙げさせてもらいました。
ネット書店で試し読み出来る場合もありますから興味を持ってもらえる
と幸いです。
・ノンデナイザーズ・デザインブック[第4版](マイナビ出版)
→最初のイントロダクションにとても重要なコトが書かれてます。
デザインのみに関わらず基本的なスタンスとして取得しておいたほうが
いいと感じました。
・マンガ家再入門/中川いさみ著 1巻・2巻(講談社)
→タイトルはあまり気にしなくていいかも。
テクニックよりも表現者としての考え方やアプローチ、学び方などが分か
りやすくマンガで描かれてます。
有名なマンガ家さんにアドバイスをもらう形式で話が進むので自分に合っ
たやり方を参考にしてみるといった利用がオススメですよ。
(1巻:大友克洋、松本大洋..、2巻:東村アキコ、古屋兎丸..)