静止画の画像を見ていると色の濃淡の組み合わせによって同じ色
なのに明るく見えたり、逆に暗く見えたりするコトが分かってき
ました。
(周りの色に引っ張られる影色の例)
上の画像は瞳の明るさが異なるだけで後は全て同じです。
画像(左)と(右)の首の影を見比べた時に(右)の影色のほうがより
明るく感じませんでしたか、自分はそう思いました。
この静止画の見るべき主役は多分「瞳」なんですよね。
中心となる瞳の色の濃淡(←重要なのは濃淡のほう)を基準に周辺
色が引っ張られてそのせいで見た時の印象が変わる可能性がある
んだろうと想像してます。
今回影色の例でお話しましたが、ベース色やハイライト色も同様
の現象が起こっているのでしょう。
ひとつの画面内にある全ての色はそれぞれに相関し合っている。
その中でも特に注目度の高い顔の中心部や髪は画面を支配する
メインカラーとなって他の色に大きな影響を与えてしまうワケ
ですね。
顔や髪以外にも「明るい色」や「暗い色」であればやはり目立
つと言う意味でメインカラーになり得るのと「より広い面積」
を持つほうが全体に占める影響の割合も高まります。
自分のように目、目光、白目影、眉..とやたら細かく別個に色
調整してるお陰で1つ色を変えたら静止画の印象が変わってし
まったみたいな事例にコト欠きませんでした。
ただこれまではその理由がよく分かってなくて直し作業に追わ
れてそれでおしまいみたいな状態でしたのでなんでこんなにタ
イヘンなのか思い当たるフシが見つかって良かったと思います。
目の色(濃淡)を変えると白目影や首の影、顔肌の色その他諸々
微調整の必要が出て来るんだったらそれは作業量が増えるのも
納得です。
この場合メンドいから他の色は直さない選択肢に流れてもいい
ですが後で自分からのダメ出しが来るのが目に見えてますから
一応やりますね。
中途半端&やり残しは後々しつこく響いてくるのは学びました。
でもたまに忘れてたりはします。
色は常に比較相対的な見え方感じ方になるんですね~。
そう考えるとヒトの目の働きって面白いです。