普段何気なくMMDを使って画像作成を行っているうちに
最近よく思うのは仕上がり時の色が安定してないという
事です。
MMDモデルを肌質感良く高画質に見せるつもりで作って
使うエフェクトや照明効果にあまり差がなくても実際は
質感や色味にバラつきが出てしまってます。
・.- 8/1作成画像 -.・
・.- 8/2画像 -.・
試しに8/1と8/2の画像を並べてみましたが、MMDモデル
の元の肌テクスチャは同じにもかかわらず8/1は白っぽく
8/2は若干ピンク系ぽく見えます。
最終的に色を決めるのは自分の目、つまり主観的判断の
為このようにマチマチになるワケですね。
全体の雰囲気を考慮して「この色で行こう」となる流れは
それほど問題ないと思いますが、たまに「赤みが強かった」
など適切な色選びが出来てない事があって主観だけだと
その点のフォローが弱いのが気になってました。
PCディスプレイモニターの色再現特性の違いも関係して
きますが、基準もなく目測や目分量だけに頼るこれまで
のやり方を見直してこれからは具体的・客観的情報を
根拠に決定しようと思います。
そうすれば色のチョイスでのミスも減らせると考えてます。
客観的情報として検討しているのはRGBの色情報です。
RGBは赤と緑、青の量を0~255までの数値にして色を
表します。
・.- 色変化 -.・
目で見た時の色変化の感覚とRGB値の数値の変動の対比を
調べてみたら顔肌の色はRGB値±10の変化くらい、 B(青)を
200から210にした時の色差を目は異なる色の認識で捉えて
ました。
±10の色幅って範囲が広いのか狭いのか分かりませんが、
今まで作った画像の色測定をしてどれくらいRGB値に違いが
出るか統計を取ってみたいと思います。
そうすれば日頃疑問に感じてる事について具体的な数値で
答えが明らかになりそうです。
RGB色測定の方法ですが、試しにモデルPMXファイルの
材質テクスチャの色(基準値)を測ってみました。
・.- 肌色基準値測定 -.・
ペイントソフトで画像を開いてモデルの頬のあたりを
ペイントソフトのカラーピッカーで測定します。
測定部位は最も気になる肌色だけにしてます。
RGB以外にも色合い(E)や鮮やかさ(S)、明るさ(L)、
HSBなどソフトによって測ってくれる情報も分かったら
載せます。
基準の肌色がMMDでエフェクトや照明を適用して
どう変化するかですが、
・.- MMD画像 -.・
MMDでは色調変化のグラデーションがつくので最も明るい
色と平均的なベースカラー2つの場所の数値を出してます。
元の色のRGB合計が252+227+198=677
MMDの最も明るい部分251+234+209=694(+17)
ベースカラーの部分247+210+189=646(-31)
基準値から上下48の数値の変動がありました。
結構な差がつくものなんですね、初めて知りました。
やってみると興味深くて面白いです。
(今回はココまでです。)
〇 ポリめりminiコーナー 〇
・.- 最初に作ったもの -.・
・.- 更に手を加えて -.・
・.- 違うアングルも -.・
最初に作ったものにコントラストを足すとコミックの色付き
ページみたいな着色になりました。
そのうちコミックも今のアニメみたいに3Dモデルを2D化
したものをコマに貼り付けたりするようになるんですかね。