MMDモデルを動かすのであればなるべく
少ない操作回数で済ませたいものです。
足の大腿と下腿が同時に動かせる足IKボー
ンのように衣装の上着の裾をラクに動かし
たくて自分でもIKを作ってみました。
(裾IKに含まれるボーン)
上着の裾IKは右と左、前と後の4グループ
に分けチェーン状につながったタテのボー
ンを1単位にしてとりまとめてます。
ボーンのウエイト設定の方はボーン毎に
塗っていく通常の塗り分けにしてもいい
ですし、IKボーン用に広い範囲を同じウ
エイト値で塗っても両方大丈夫でした。
(IKボーンのウエイト塗り)
最初はボーン毎に区画を分けて塗って
いたのですが、上の画像右のようにボ
ーン切り替え部分に段差が出来やすい
のと思ったように裾が開かないコトも
あり1つ1つのボーンを気にせず塗った
ほうが段差もなくキレイに裾が広がっ
てくれましたね。
(ウエイト塗り分けイメージ)
本来ならタテ1列に上から順に1から4まで
ボーンが置かれている所を主に動かしたい
2から4に加えて隣のボーン上から3つ目に
ウエイトを割り振ってます。
同一設定の為境界部分の段差は出ませんが
上の例だと個別に上着右前1ボーンを動か
したとしてもウエイトが塗られてないので
全く反応しないというコトになりますね。
IKで動かすほうを優先させたウエイト塗り
とも言えます。
上着の裾は前・横・後ろが均等に開くので
はなく襟元側が主に動けばそれで事足りる
と思い個別のボーンにウエイトを塗るのを
やめましたが、個別に塗るにしても均等塗
りだとキレイに裾が広がらないので少し工
夫が必要だと感じました。
次はIKボーンとターゲットボーンの設置に
ついてお話する予定です。
ボーンを動かした時の裾部分の広がり方は
IKとターゲットボーンによって決まります
からどのあたりに設置するか結構大事では
ないかと思います。