今回の記事はデジカメ写真を背景にしてMMD動画を
作ったのでその顛末を画像を交えて紹介したいと思い
ます。
_ デジカメ撮影 _
タイルなどの幾何学模様を撮影してCGのテクスチャ
素材を作ってみようとデジカメを持って外に出ました。
時間帯が午後遅くて日陰になっていたので素材は
撮れませんでしたが、代わりに現在空き家になって
るお宅の外観を撮らせていただきました。
Photoshopで色味を加工してJPEG保存した写真
を背景として読み込んでMMDでの見え方をチェック
します。
' MMD画像 '
写真もMMDモデルも表示に問題はないのですが、
このままだと何となくしっくりこなくてモデルのほうに
気になる点があります。
実写背景と比べてMMDモデルに足りないモノ、影
表現が少なくて同じ空間にいるように見えず浮き
上がってる感じがしますね。
画面右側に影を追加するともう少し背景と馴染み
そうなので影色はあまり濃くしないで影の落ち
方のバリエーションを増やす形であと3つ増や
そうと思います。
トゥーンシェーダー影が既に適用されてるので
1.別のトゥーンシェーダー影、2.シルエット影、
3.1/2シルエット影を上から重ねます。
' 影のバリエーション '
MMDモデルの見た目は大きく変えたくないので暗い
色を使わずに影を落とす場所を増やして後ろの写真
とマッチするように工夫してみました。
0.トゥーンシェーダー影と1.トゥーンシェーダー影は
どちらもMMDエフェクトのトゥーンシェーダーで作れ
ます。
影の落ち方が異なるのはパラメータ変更の違いです。
2.シルエット影はMMDのDropShadowエフェクト
でも出来ますし、AviUtlでモデル位置をズラして
色変えする事でも同じ表現が出来ます。
3. 1/2シルエット影は画面で見てモデルの右側面
部分にだけ投影したくてエフェクトで試したけどうまく
いかず、直接的とは思ったのですがPMXエディタで
画面で見て左半分をカットするという大胆な方法で
かなりムリヤリに影を作ってしまいました。
' MMDから出力したAVIファイル '
デスクトップ画面に4つ並んでるうちの右端が画面で見て
1/2左半分カットモデルになります。
他に思い当たらなかったにしろ将来的にはもっとスマ
ートな方法で影表現が作れたらいいなと思いつつ今回
作ったMMD動画のシーンはこのようになりました。
' ズームアップ場面 '
モデルのリアルさを多少でも出せれば背景との釣り合いも
取れるんじゃないかなと思ってます。
2つの影が表現されてる耳のあたりを見るとリアル感に
ドキッとしますね。
' カメラから少し離れたアングル '
1/2影が顔にまっすぐ影を落としてこれでいいのかなと
も思いますが、影色も目立たないし動きの中では一瞬
の事なのでとてもおかしいとまでは行かないかな。
もっとよく観察してみます。