モデリングしたキャラクターをアニメ
風外観にする「セルルック」につい
て考えてみたいと思います。
3DCGソフトで作っておきながら
CGらしく見せずアニメや2Dイラ
ストに近い色遣いや質感にして
しまうには「塗り色」「影」「輪郭
線」の要素についてなんでもい
いという訳ではなく少し考える
必要があります。
MMD以外の3DCGソフトの場合
「輪郭線」は"輪郭線を描画する"
設定をしてあげないと使えない
のですが、まだ出方がよく分か
ってなくて色んな角度からレン
ダリングして確かめているような
状態です。
例えば、
作業画面では上のように見え
ていたとして実際に「輪郭線」
が描かれる場所がこの時点
では正確に予測出来てません。
(レンダリング結果)
輪郭線になりそうだなと思った
部分のうち一部しか線が引か
れなかったのでそこから"線あ
り"、"線なし"の境界線を探す
事になります。
鼻筋を見ると鼻先にかけて
他の部分より若干線が太い
ような気がしますが、これは
エッジとエッジの間隔を調
整する事で強弱がつけられ
るからです。
<3DCGソフトでの「輪郭線」の出し方>
今までモデリング作業では
キャラクターの形を整える事
しか考えてなかったのですが
「輪郭線」を出す為には"どう
いうエッジを入れるか"も含め
て作っていかなくてはいけな
いようですね。
目元は特徴を出そうと造形的
に工夫をしたところですが、
セルルックではかなり省略さ
れてしまうのは仕方ないとは
言え、「輪郭線」が出る方法
についてはまだ研究の余地
はありそうです。