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Channel: ポリめりMMD
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【MMD画像作成加工】 くっきり見せる3項目 (①エッジ強調、②輪郭強調、③立体感)

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肌質感良く高画質を目指して作ったMMD画像を

くっきりシャープに見えるように加工して画像の

アピール力を上げたいと言う事で検証してきました。

キーワードを「くっきりシャープ」と決めてシャープ

効果にこだわってこれまでは進めてましたが、

よく考えると「くっきり見せる」が本来の目的ではな

いかという気がしてきました。

シャープ効果はくっきり見せる為の構成要素の

ひとつになるのかなと思います。

(くっきり見せる為の要素)

     くっきり見せる

        ↑

     シャープネス化

     シャープ効果

(シャープネス化とは)

1.画質を硬くする。

→スポットライトエフェクト適用で光度を上げてボカシを

減らす。

2.、画像のコントラストを上げる。

→コントラストエフェクト適用で色の変化を極端にする。

3. 、輪郭を強調する。

→エッジ描画エフェクトや色ずれエフェクト、モデルに

ピントを合わせる被写界深度エフェクト適用で背景から

浮き上がらせて立体感を出す。

(シャープ効果とは)

濃度差のある輪郭の暗い部分をより暗く、明るい

部分をより明るくする事でエッジの境界に濃度

反転を起こして実際にはない輪郭線を生成する

エッジ効果で画面を引き締めてクッキリ見せる事。

シャープネス化とシャープ効果は名前も似ていて

エッジの強調など共通する内容もあります。

今回はくっきり見せる為に特に有効そうな項目を

ピックアップしたのでこれからその3つの効果を

見てみます。

[[くっきり見せる画像の作り方]]

①エッジを強調する

→シャープ効果:Photoshop、Aviutl

②輪郭を強調する

→エッジ抽出、描画:MMD+Photoshop

③浮き上がらせて立体感を出す

→色ずれ効果:Photoshop、Aviutl


((①エッジを強調する:髪の毛をくっきり見せる))

(くっきりさせる前)



102静止画本家β0-6-0.png



MMD画像をPhotoshopで開いて髪の毛テクスチャを

描画した状態です。

テクスチャに描かれた髪の毛の筋はちゃんと表示され

てますが、髪筋1本1本がもっとクリアに見えると質感

表現も向上して立体感も出せると思います。

(エッジ強調のシャープ効果適用後)



102静止画本家β0-6-3.png



Photoshopのアンシャープマスク、AviUtlのシャー

プフィルター適用で髪の毛1本ずつがはっきり区別

出来るようになりました。

前日まではシャープ効果のパラメータをMAX近く

にしてましたが、今回は画質の劣化が目立たない

程度に数値を下げて適用してます。

(「シャープ効果とは」に書いてたエッジを強調する)

エッジ効果は、髪の毛テクスチャ髪筋線のように

色の濃度差のある境界部分を暗い色はより暗く

明るい色はより明るくして境界部分を際立たせる

上の画像のような効果の事です。

エッジが強調されてコントラストが上がったように

も感じますね。

髪の毛テクスチャに関しては他の部分よりシャープ

効果を強めにしても大丈夫で、効果を強くした方が

髪筋らしさは出せます。

(もっとくっきり見せる)



102静止画本家β0-6-4.png



AviUtlのシャープフィルターを2回適用すると細い

髪筋の視認性がまた上がりました。

これ以上シャープ効果を追加すると髪筋が針金の

ように鋭くなってしまいそうです。

髪の毛テクスチャ描画の質感向上が出来たので

リアルさが出るように前髪やアゴのラインなどに

影を描き入れてあげると陰影のバランスが取れて

自然に見えます。

((②輪郭を強調する:目のフチとフェイスライン))

((③浮き上がらせて立体感を出す::目のフチとフェイスライン))

(元画像)



102静止画本家β0-6.png



MMDモデルの標準輪郭線のみ適用された状態です。

Croquis(データP)様で輪郭線描画の画像をPhoto

shopで合成してAviUtlで色ずれフィルターを適用して

輪郭の強調と立体感表現を行ってみます。

(完成画像)



102静止画本家β0-6-ps5.png



目の周りに黒い線が引かれて目のフチが白いままの

時と比べると目ヂカラ的な印象は強くなってます。

フェイスライン輪郭部分の赤と青の色ずれ表示で3D

メガネ立体視用画像のアナグリフに似た効果若干

足されてこれで画像は完成です。



今回は3項目(①エッジ強調、②輪郭強調、③立体感)に

注目してくっきり見える画像が作れるかテストしました。

シャープ効果だけに頼らず輪郭線描画や色ずれ効果

などバランスよく取り入れて画質をあまり低下させずに

作っていきたいです。




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