Quantcast
Channel: ポリめりMMD
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1308

【MMD画像作成加工】 くっきりシャープで肌質感良く高画質に作る過程をrefinementする

$
0
0

MMD画像を肌質感良く高画質にしたいと思いながら

今まで作ってましたが、最近ではシャープネス化(画質

硬く、コントラスト、輪郭強調)の要素も取り入れるように

なり、ここに来てシャープネス化をより強化する為に

シャープ効果(エッジ効果でくっきり見せる)を出そうと

AviUtlやPotoshopなどMMD以外のソフトを併用する

ようになりました。

肌質感良く高画質+シャープネス化まではMMDだけで

作れたので使うエフェクトの種類や適用手順が確立さ

れてきたところはありました。

それをMMDで元画像作成→PhotoshopとAviUtlで

加工して完成と言う流れにした事で作業項目が増えて

時間も以前より取られるようになってます。

現状まだ手探りの状態ですが作業時間の3時間は

それにしても時間がかかり過ぎのような気がするので

手順の効率化を図って現状の1/3程度の1時間くらい

まで減らせないか作業内容を書き出してみて改良

出来そうな点を検討してみようと思います。

今回の記事タイトルにある、くっきりシャープで肌質

感良く高画質に作る過程をrefinement(洗練)する

を実際の作業工程と照らし合わせて考察します。

画像作成についてですが、

(目標)

・くっきりシャープで肌質感良く高画質画像

→シャープ効果はかなり強めにかけて適切な

 パラメータを探してる最中です。

(ツールの使い分け)

・MMD

→モデル画像、背景、エッジ抽出画像の作成

 に使用。

 シャープネス化して肌質感良く高画質になるよう

 エフェクト適用を行ってます。

・Photoshop

→立体感を出すアナグリフ画像風加工と髪の毛

 テクスチャ描画、モデルと背景(エッジ線)合成、

 シャープ効果、影描画、仕上げの調整 

 

→Photoshopでの作業時間がMMDの5倍以上

 取られるようになり今ではPhotoshop作業が

 メインの感があります。

・AviUtl

→シャープ効果

 AviUtlのシャープフィルターはくっきり感が

 しっかり出てくれるのでPhotoshopのアン

 シャープマスクと併用する形で使います。

(作業時間)

・MMD 30分

・Photoshop 2時間30分

・AviUtl 3分

→MMDの時間には画面構成を考えたりポージ

 ングを作る事も含まれてます。

 圧倒的に多いPhotoshopの時間を減らす方法

 を考えていきます。

 

(作業手順の確認)

・作業手順を確認する場合には、強調して表現する

 部分などを明確にした上で具体的な作業項目を

 設定して手順の省略が可能な工程を見つけられ

 たらいいなと思ってます。

 減らしてもあまり影響のなさそうな項目は基本

 カットする方向で行きます。

(MMDでの画質作り)




102静止画本家α0-4.png



MMD画像のクオリティがそのまま完成画像の

クオリティになると思ってるので完成形のつもり

で作ってます。

但し、これからはPhotoshopでの加工比率が

高くなるので加工しやすい要素もプラスした画像

になってます。

上の画像に書いてあるコメントについて言うと

髪ツヤはPhotoshopで髪の毛テクスチャを

追加した時の質感アップの決め手になります。

(髪の毛の質感表現の例)



か髪の毛キューティクルCircus02-03キーイング初代509-6-au.png



シャープさを強調するとどうしても肌質感表現が

アニメ調的な単純色階調になってしまう事が

よくあるので髪の毛質感を高める事で肌質感の

良さを補完してもらおうとしてます。

顔の立体感と顔色に関しては、レイヤー合成時

に肌色が白飛びしやすいのでその対策です。

上に書いたシャープ効果で色階調表現が減って

しまうのでなるべく色階調を増やしておくという

理由もあります。

MMDでの作業は手順もこなれて効率化されて

るので現状のままでよさそうです。

(肌質感表現の向上は永続目標としてその時点で

最高と思われる肌質感で作ってます。)

次はPhotoshopでの作業ですが、それぞれ独立

した内容だと思うのでアナグリフ風加工、髪の毛

テクスチャ、シャープ効果+仕上げの3つに分けて

確認を行います。

(Photoshop:アナグリフ風加工)

・3Dメガネの立体視画像のアナグリフ風加工は

 以前の記事で紹介したように手順自体は確立

 されてるので問題ありません。

 モデルと背景は分けてアナグリフ加工するの

 ですが、モデルは顔の部分は色ずれしないよう

 切り抜きする作業が追加で入ります。

(色ずれ加工/アナグリフ風加工の例)



102静止画本家α0-5.png



アナグリフ風加工はレイヤーを4つ作成(左目用

画像、右目用画像、元画像オーバーレイ合成、

元画像カラー合成)する事になるのでモデルと

背景、モデルは髪の毛とその他、加工しない顔

と合わせると13出来ます。

他の作業でもレイヤーは増えて50近くなるので

本当はレイヤーに内容が分かる名前をつけておく

といいのですが、時間短縮的にもそれはしないで

手順のルール化で順番を決めてこのへんは背景の

レイヤーだと見当がつけられるようにしてます。

 

MMDのエフェクト適用手順も一度決めたら守って

ます。

そうしないと後で見返した時に不確定要素がある

と正確な再現が難しかった事もありました。

合理的な裏付けに基いてルール化しておく事は

時間短縮にもなるしミスを防ぐ意味でも大事だと

思います。

(Photoshop:髪の毛テクスチャ描画)

・今現在最も時間がかかる作業です。

 髪の毛テクスチャの質感表現やテクスチャの

 貼り方、はみ出し部分のカット、輪郭部分の

 処理、色調の決定など画像のクオリティに

 大きく関わってくるだけに気に入るまでトライ

 &エラーを繰り返してます。

(髪の毛テクスチャの作業途中)



102静止画本家α0-2-ps.png



この工程は考えなくてはいけない事が多くてまだ

自分の中で消化しきれず手順も定まってない箇所

ですね。

もっと数をこなしてフィードバックを重ねて表現方法

とか固めていく事になると思います。

髪の毛テクスチャの作業がルール化されたらかなり

手早く作れるんじゃないでしょうか。

(Photoshop:シャープ効果+仕上げ)

・今はまだテストも兼ねてシャープ効果を強めに

 かけてくっきり見える理由の分析をしてる段階

 ですが、縮小画像のサムネではよくても拡大

 画像で見た時の画質の劣化はもっと控えめに

 した方がいいです。

・くっきり見せるにはシャープ効果だけでなく

 エッジ線の強調も有効ですので仕上げ直前に

 MMDでエッジ描画エフェクトでエッジ抽出画像

 を作ってPhotoshopで合成してます。

(エッジ抽出画像)



102静止画本家α0-6.png



エッジ描画エフェクトでモデルを線描画にしてモデル

編集画面を画像ファイルにしてます。

線の太さがある為、使いたい部位のみPhotoshop

で切抜きして乗算合成でなじませました。

(AviUtlでシャープ効果)

・AviUtlではシャープフィルターしか今は使って

 ませんが、くっきり表現に使える機能がありそう

 なのでそのうち試していく予定でいます。

(Photoshop:仕上げ)

・フリーハンドで描くのは苦手にしてましたが、

 影色はあった方が自然な感じが出せるので

 練習のつもりでブラシツールで描いてます。

今回はくっきりシャープで肌質感良く高画質に

作る過程をrefinementする、観点から作業を

振り返ってみましたが、髪の毛テクスチャ以外は

手順がかたまりつつある事が分かりました。

髪の毛テクスチャは投稿して見てくださってる

方からの反応も知りたいのでもうしばらく試行

錯誤しながら表現方法が決まってから効率化

を考えます。

今回の完成画像はコチラです。

(サムネはOK)



102静止画本家α0-2-ps2-au-ps6.png



パッと見のインパクトは出せましたが、切り取った

部分のフチの処理については課題が出来てしまい

ました。

髪の毛テクスチャとシャープ効果の強さ、切り取っ

たフチの処理は次回までの宿題とさせて下さい。



Viewing all articles
Browse latest Browse all 1308

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>