今回は可能な色表現の幅を
決める「色深度(いろしんど)」
についてです。
ディスプレイモニタの色を
表すのに使われるRGBの
色数値は通常上限値と下
限値が固定されてます。
(RGBで使える値)
・R 0~255
・G 0~255
・B 0~255
→RGB各256色
RGB(0,0,0)の黒から
RGB(255,255,255)
白までがRGBで指定
出来る色範囲です。
例えばRG上限値や
下限値を超えた値を
設定するとどうなるか
RGB(-10,-10,-10)で
あればRGB(0,0,0)の黒
RGB(300,300,300)は
RGB(255,255,255)白
に置き換わる為、黒より
暗い色にしたかったとして
もただの黒、白より明るい
色のつもりでも白と同じ色
にしかなりません。
RGBの色表現は実は万能
ではなく全ての色を数値化
出来てはいなかったのです
が普段それほど不便を感じ
る事なく使えてました。
ただ、明るさの色表現で白
がMAXなのはバリエーション
的に物足りない気がします
ので 「色深度(いろしんど)」
でRGB各256色の限界を超え
てしまおうと思います。
(「色深度」で使える色数)
「色深度(いろしんど)」は
・通常8bpc(bit par chanel)
RGB各チャンネル256色(2の
8乗)になっており他に選べる
のが
・16bpc
RGB各チャンネル32,768色
(2の16乗、正しくは2の15乗)
・32bpc
RGB各チャンネル4,294,967,296色
(2の32乗)
の計3種類(8bpc、16bpc、32bpc)
あります。
<<8bpcと32bpcの色表現の違い>>
→グローエフェクト発光を
適用して比較してみました。
(通常8bpc設定)
(32bpc設定)
通常8bpc設定では32bpc
に較べて光量が抑えられ
発光色表現が前髪部分な
ど一部白っぽく見えている
のが分かります。
本来もっと光っているハズ
でも上限値で頭打ちされた
結果しか得られなかった
ワケですね。
使える色数は8bpc設定で
「数百万色」、32bpcは
「数兆色」とAE(After Effe
cts)では表記されてます。
色表現の自由度が上がる
「色深度」32bpcは魅力的
ですがそれなりにマシン
パワーが求められるので
レンダリングする時などは
設定変更前に保存して
おいたほうがいいかもしれ
ません。
、、ところで32bpc設定
だと表現可能とされる
黒より暗い色ってどんな
風に見えるんでしょうか、
一度見てみたいものです。