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Channel: ポリめりMMD
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{modeling}・モデリングについて気になるコト

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キャラクターモデリングで作ったものを

見て何かしっくり来ない、理由はすぐに

思いつかないけど僅かな違和感を覚え

てしまう、コトが自分の場合ままあります。

そういったあいまいで不明瞭な気付き

例えば1mm以下の頂点移動で済む

ような取るに足らない小さな修正が

キャラクターモデリングでは実は

最も重要だったりします。

・微小な修正例 ・



01meribody_79_hair_c5-s5.png



前回記事(10/11)で紹介した顔のモデ

リングをキャプチャ画像で改めて見て

あごの長さが気になったので少し長さ

を短くしました。

移動距離は感覚的に3mmくらいで

しょうか。

いつもは0.5mm前後が普通です

からそれに比べたら大移動と言え

ます。

顔のサイズが変わる今回みたいな

変更はバランスが崩れる可能性が

あるので極力選択しない、と決めて

いたのでここ2週間ほど他の方法

を検討した上で実行しました。

あとリアル系ではないアニメ調

デフォルメ要素を含んだキャラ

クターモデリングでは「心地よい

もの以外は存在を感じさせない」

造形上のルールがあると思っ

てます。

要は見たくないモノは見せるな

って事で具体的には鼻の穴や

ほうれい線、唇の輪郭、顎の長

さは見せたり感じさせない工夫

が必要になると言う事ですね。

ただ顎は意志の強さを表したり

横顔を端正に見せる為にある

程度の長さは表現しておいた

ほうがいいので結構悩みます。

ついでに言うと鼻下の長さも

感じさせないほうがいい部位

に当てはまりますが、鼻筋は

あまり長く出来ない唇も分厚

くしない、顎も短めと制約の

あるパーツ間のバランスを

埋める役割でもあり簡単に

短くするとは行きません。

(元々デフォルメ割合の高い

女性キャラなどは除く)

数々の制約のもとに作られた

モデリングは絶妙なバランス

の上に成り立ってる事がよく

分かります。

・配置例 ・



01meribody_79_hair_c5-s5-2.png



現在作成中のモデルなので配置は

最終形ではありませんが、全て地

続きのパーツをどれかひとつでも

適当に配置すると修正スキルを持っ

てないのでバランスが取れなくて

多分総崩れを起こします。

下絵は欧米系男性の顔の配置を

そのまま変えずとにかくデッサン

がおかしくならないよう気をつけて

きました。

鼻から下はデフォルメとして上下

移動で配置比率を変えてるだけです。

冒頭で書いたモデリングを見た時に

感じる事がある "僅かな違和感"の

正体ですが、ひとつはバランスの悪い

デッサン崩れに起因するのではな

いかと推測してます。

人の顔の歪みと置き換えるとなんと

なく理解出来る気がします。

あとひとつは「好みじゃない」と反応

した感情が関係すると思ってます。

どちらの理由にせよ放置しておくと

好まれる魅力的なキャラになり得ない

のですぐに対処するように心がけ

てます。



111gradation3bmeri1432-2.png





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