前回記事でMMDモデルのノーズラインを
なるべく表示しないで画像を作るとマンガ
的デフォルメ表現のようなカワイらしさが
出た事について書きました。
それをまた1歩進めて今度はもっと見え
なくしてノーズラインを 消してしまうくらい
のつもりで方法を考えてみました。
まず思いついたのは「法線」編集です。
「法線」の角度を変更すると影が出なく
なる事は前々回(10/6)実験してます。
~//MMD// PMXエディタで影を出さないようにしてみる~
PMXエディタでプラグインを起動して
影表示を変更した結果です。
- 法線編集後 -
かなり分かりづらいかと思いますが、鼻周りの
法線だけ角度を変えたら肌の色が他より若干
白くなりました。
これでは使えないので部分選択はあきらめ
頭部全体を選択した状態で法線編集して
再トライです。
- PMXエディタ画面 -
顔全体の法線を変更して鼻筋以外の
顔の輪郭に影が出なくなるのはちょっと
困るのですが、モノは試しと思い切って
やってます。
それでは結果どうなったか「法線」編集で
改変したPMXモデルをMMDで開きます。
- MMD画像 -
ノーズラインは先ほどとあまり変わらず
うっすら見えてますが肌色のムラはなく
なり、フェイスラインの影は消えてます。
見える変化としてはこんなカンジでした。
違うポーズでも確認してみます。
- MMD画像 -
角度を変えるとノーズラインはわりとはっきり
出ますが鼻先はMMD表情操作の[鼻モーフ
消し(普通の鼻)] で隠せました。
PMXエディタで「法線」編集以外にもいくつか
モデル改変したので項目を挙げておきます。
- 改変ポイント -
ノーズラインを見せない代わりに他を強調
する為、不自然にならない程度グレーの
影色をPhotoshopで足しました。
Photoshopで作ったらすぐにMMD画面で
チェックして気に入るまでそれを繰り返し
調整したのでなかなか見栄えのする画像が
出来たと思います。
- 完成画像 -
目元を印象付けたかったのですが
どうでしょう。
顔影が作られないのでフェイスライン
はエッジ描画エフェクトを追加しないと
アゴなし状態になるかもと考えてまし
たが、影シェーダーがフェイスラインの
フチになぜか残っていて輪郭線の役目
を果たしてくれました。
ノーズラインのストレートに近い線が
見当たらないのもあってキツイ印象
を受ける要素が減り表情から優しい
雰囲気を感じますね。
このめりの姿が動いてる場面も気に
なってたんですが、今朝方Mayaの
不具合を直そうとしてるうちにPCの
リフレッシュ設定をする状況に至り
ましてそのあおりで現在インストール
したアプリケーションが全て無く
なっております。
外部フォントまで念入りに消されて
削除リストがとんでもない数(82)
でしたがファイルは無事残ってるので
ブロク更新はなんとか可能でした。
MMDとPMXエディタ起動はOK、グラ
フィックボードやコーデック系も失ってる
のでやるべき事は多いですね。
今年3月のSSD物理故障が頭をよぎった
のでそれよりマシと言ったところです。
(画像データは外付けHDDなので
こういう時心配せずに済みます。)