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Channel: ポリめりMMD
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MMD画像をアナグリフイメージ(3D立体視)ぽく加工してみた

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3Dメガネで立体的に見せる映像技術をアナグリフと

言います。

アナグリフに使われている赤青の画像、アナグリフ用

画像の作り方は知らなかったのですが、カンタンに加工

する方法が紹介されてたので作ってみる事にしました。

(アナグリフ風加工 by Photoshop)



アナグリフ髪の毛キューティクル4506test02-02.png



画像全体の彩度を落とす事でモノトーンにして赤とシアンの

色ずれを出してアナグリフ風に加工しました。

出来上がりは多少立体的に見えるかなといった感じで

それほど大きく変わりませんが、MMD画像の質感向上に

つながりそうな期待は持てたので検証も兼ねて作った

画像がコチラです。

(アナグリフテスト画像)



アナグリフ本家めり回転基準点顔カラー背景11ps.png



モデルのジャケットの星型ワッペンのあたりの立体感が

なかなかリアルに見える気がします。

MMDで作った元画像と見比べてみましょう。

(加工前のMMD画像)



アナグリフ本家めりpmm0-2.png



モデルの顔にほとんど変化が見られないのは顔付近に

アナグリフ加工をしてないからです。

フェイスラインが色ずれすると視認性が下がって視点

誘導的にはマイナスになると思ったので 顔以外と

背景にアナグリフ加工してます。

ちなみにアナグリフ加工はモデルと背景は適正な

色ずれ幅が異なるので別々に処理して合成しました。

MMD画像上でもそれなりに質感表現は出来てる

のでそれにわずかに色表現の複雑さを加味した程度

ですがこういった細かいプラス要素の積み重ねで

高画質に近づければいいという考えなのでこれで

いいと思います。

他にもアナグリフ加工練習用に静止画作ってます。

(レイヤーモードで遊んだ結果)



アナグリフ右初代circus青1064左ビビッドライト素キーイング.png



こちらもモデルと背景はアナグリフ加工は別作成で

後で合成してます。

Photoshopのフィルターやレイヤー合成モードを

いろいろ試しただけでも結構遊べましたね。

サングラスなしのめり画像を追加すると上の画像

のように目の表情がはっきりと表示されました。

(アナグリフ加工のみ)



アナグリフ左05初代circus1064ps2.png



MMD画像をアナグリフ加工して元画像と合成した

だけだとシンプルなのでレイヤー合成を工夫する

と見栄えがするかなと思います。

アナグリフ加工はペイントソフトで行えますし、画像を

変換してくれるソフトも出てます。

<アナグリフ加工紹介ページ>

(アナグリフ用画像の生成方法)

Graberry (らい様)

http://graberry.blog70.fc2.com/blog-category-4.html

→ニコニコ動画で公開されてるリアルぷよぷよの作者様です。

 Maya関連記事を探していて辿り着いたのですが、さすが

 プロの方と思わせるような知識の深さはとても勉強になります。

(フリーのペイントソフトGIMPでのアナグリフ作成方法)

アバウトな立体写真の作り方:準備編 (TSUMAMI様)

http://izaya.sakura.ne.jp/tsumami/tobi/myPhoto/making01.html

(アナグリフとは)

ニコニコ大百科

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%82%A2%E3%83%8A%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95

今回らい様のアナグリフ用画像の生成方法を参考にさせて

いただいたので手順を載せておきます。

本来は右目用画像と左目用画像を用意しなくてはいけない

のですが、1枚の画像を目測で横にずらして作ってるので

アナグリフ風画像としてます。

ちゃんとしたアナグリフ用画像を作りたい場合は変換ソフト

など利用するといいと思います。

(アナグリフ変換ツールのページ)

この場で実行!即完成! アナグリフ立体写真を自動作成

http://izaya.sakura.ne.jp/tsumami/tobi/myPhoto/index2.html

((アナグリフ風画像加工方法))

画像を1枚用意してPhotoshopで画像レイヤーをコピー

して移動ツールで右にずらしておく。

元画像レイヤーの彩度を下げてモノクロ化し、チャンネル

タブのレッドをコピーする。

コピーしたレイヤーも彩度を下げてモノクロ化したらチャン

ネルタブのレッドに先ほどコピーしたものをペーストして

完成。

(手順説明)

(画像をPhotoshopに読み込む)



アナグリフ風画像作成手順0.png



Photoshopに読み込んだ画像はレイヤー0になります。

レイヤー0をクリックで選択状態にして右クリックで

レイヤーの複製を選びレイヤー0のコピーレイヤーを作成

します。

(レイヤー0の複製)



アナグリフ風画像作成手順2.png



レイヤー0を仮に左目用画像、レイヤー0のコピーを

右目用画像とします。

レイヤー0はこのまま使用するのでレイヤー0のコピー

を移動ツールで右にずらします。

(移動ツールで右に移動)



アナグリフ風画像作成手順3.png



レイヤー0のコピーを選択してから画面左上の移動ツール

をクリックして画面を右にドラッグします。

移動距離は顔のアップの場合は2~4mmとほんのわずか

背景などは5mm以上が目安です。

上下移動も上の数値が目安でいいと思います。

これで(仮)の右目用画像と左目用画像が用意

出来ました。

次からアナグリフ化の手順に入ります。

(彩度を下げる)



アナグリフ風画像作成手順4.png



レイヤー0をクリックして選択したらShift+Ctrl+Uキーを

押して彩度を下げてモノクロにします。

(チャンネルタブ)



アナグリフ風画像作成手順5.png



レイヤー0を選択したままチャンネルタブをクリック、

レッドを選択してCtrl+A+Cキーを押してコピー

しておきます。

コピーした左目用画像のレッドチャンネルは後で

右目用画像のレッドチャンネルにペーストします。

(右目用画像の彩度を下げる)



アナグリフ本家めり回転基準点顔カラー背景12ps.png



レイヤータブをクリックして戻したら右目用画像レイヤー

0のコピーの彩度を下げます。

左右両方の彩度を下げたので最後に左目用画像の

レッドチャンネルを右目用画像のほうにペースト

すれば完成です。

(レッドチャンネルにペースト)



アナグリフ本家めり回転基準点顔カラー背景13ps.png



レイヤー0のコピーを選択したままチャンネルタブを

クリックしてレッドチャンネルを選びCtrl+Vで

左目用画像レッドチャンネルをペーストします。

ペーストしたらレッドチャンネルの上のRGBチャンネル

の目のマークをクリックします。

(非表示を表示させる)



アナグリフ本家めり回転基準点顔カラー背景14ps.png



レッドチャンネルを選択した時に他のチャンネルが

非表示になっている場合はRGBチャンネルの目の

マークが表示される四角ボタンを押して全てを

表示させたら完成です。

画面上の選択範囲メニューの選択の解除を

選ぶと点滅する破線表示が消えます。

(完成したアナグリフ風画像)



アナグリフ風画像作成手順.png



仕上がりを見ると赤とシアンの色ずれは4mmに設定して

ましたので少しずれ幅が大きめでしたね。

(作業はAlt+Ctrl+Zキーで遡れます。)

アナグリフ加工はカンタンに出来るのでこれをアレンジ

してモデルの顔にアナグリフ加工せずに他の全てを

加工する画像も作れます。

(回転軸を顔の中心にして移動)



アナグリフ本家めり回転基準点顔カラー背景15ps.png



上の画像は大した事してないので気が向いたら

手順紹介したいと思います。



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