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Channel: ポリめりMMD
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パステルを作ってみた

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画材のパステルは色の素となる顔料があれば作るコトが出来ます。



[[パステル作成の材料]]

・顔料の粉または顔料ペースト

・体質顔料(石灰や白亜、石膏、胡粉などの炭酸カルシウム)

・薄力粉またはアラビアゴムメディウム



→顔料自体があまりなじみのないアイテムだと思いますが

 画材屋さんに置いてあったりします。

 





水彩絵の具に含まれている材料と近いので絵の具に体質顔料を


足して固めればもしかしたらパステルになるかもしれませんね。


体質顔料と言うのはそれ単体では色を持ってない、もしくは白


の粉で顔料より安価な為主に顔料のカサ増しに利用されます。


安い絵の具が軽いのは体質顔料でカサ増しされているからだ


そうですが実際に顔料は高くて量を使えないのとパステルを


作る場合、体質顔料の炭酸カルシウムで乾燥後しっとりさせ


たほうが描いた時の伸びが良いと思うのでオススメします。


体質顔料も画材屋さんで購入可能。









あとは糊剤を用意すれば材料が揃いますね。


自分が試したのはアラビアガムメディウムと膠ニカワ液、トラガカント


ゴム溶液の3種類で薄力粉から作るでんぷん糊に関してはほぼ同じ成分


のデキストリン溶液を作りおきしてあるので後日検証予定となってます。


まあどれを選んでも仕上がりに大きな違いはなさそうな印象でした。


糊を水で薄めて少しシャバシャバなあんかけ状にして顔料などと混ぜて


ください。好きに成型したら1日放置して固まれば完成です。





あまりにも粉の量が少ないと練り作業での付着分ロストが影響して固形


にするほど残ってない、というコトも起こります。


黒や茶系の顔料は比較的リーズナブルに手に入りますから量を確保する


意味で多めに持っておくと安心です。


顔料の価格差は軽く10倍行きますから桁を間違えないように。



黒のカーボンブラックや焦げ茶バンタイキブラウンはあると便利かも。


粉が軽くてすぐに飛び散り周りを汚してしまうので拭き取るより掃除


機で吸ったほうが汚れがつきません。まめに掃除機をかけ、粉を練る


時はラップで包んでからなど汚さない工夫も大切かと思いました。













(おまけ)










自作パステルで描いたマルスくんです。


タテ100cmなので上の画像はかなり縮小されてますが最初はパステル


ではなくコンテを作ろうとして粘土のカオリンを付加していた為、上


右の画像のように色の出が悪く使いづらかったのを体質顔料を使うよ


うに変えて左画像のように改善した経緯があります。


作ろうと思えばハードパステルやコンテもOKってコトですが完成の


クオリティアップは配合比率等今後も検証していきたいです。






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