カタチの位置情報をある程度正しく写し取る練習であれば
周りの助言をもらわずともアイテムを利用してひとりで行
うコトは可能な気がします。
完璧に正確とは行きませんが同じカメラ設定で同じアングル
になるようモチーフと描いたモノを撮影して見比べるだけの
シンプルなやり方で大まかにシルエットの違いを拾いました。
この第1段階で自分の描きクセがだいたい分かります。
オデコを広く取ったり首を長くしたがるとか半分無意識でよ
くやってしまうようなコトが顕在したトコロで上から修正を
加えやすいようにいったん引いた線をボカシて薄めましょう。
画材は木炭や濃いBエンピツ、コンテ、パステルなど消すのが
カンタンなほうが気兼ねなく失敗出来ます。
カメラはパースをつけないようズームや望遠で撮らないと絵
とシルエットが合わなくなるかもしれません。
次の第2段階では初回の合致してないポイントの修正です。
用紙サイズは木炭紙大じゃなくてもいいですが小さいと難易度
が下がるので「こんなの楽勝」とカンジたらデカ紙でやってみ
てください。
座標合わせはモチーフの外側の四隅から距離を測ると客観的に
掴みやすいと思います。
第3段階以降はカタチを少しずつ正解に寄せていく作業の繰り
返しですが、このプロセスを通して自分のモノの見方が如何に
歪んでいるか観察力不足か気付くのが目的でもあります。
何回描いても似てこないのは自分のやってる間違いをスルーし
てるからで絵柄とか感性以前のハナシじゃないかと思うワケで。
ウソ描く練習をいくら重ねてそれで上手くなっても嬉しくない
からまっとうな方法で地道にステップアップを目指します。