MMD画像をペイントソフトとAViUtlで加工する
作業の最終工程になります。
前回はAviUtlでセピアノイズや周辺ボケ光量の
2回重ねなどで画面にレトロ感や深みを出しました。
今回は文字入れの他に画面全体の調整を行い
仕上げのペイントソフトで完成まで持って行きたいと
思います。
(AviUtl画面)
今まで作成した分がLayer11までありますが今回6つ
追加してLayer17まで行きます。
Layer12 文字枠の作成
Layer13 テキストのコピー
Layer14 背景色の追加
Layer15 文字入力
Layer16 文字にシャドーをつける
Layer17 フレームバッファでPNG形式保存
ペイントソフトはGIMPを使用してエアブラシで
少しシャドーを描き足したら全て完成です。
(Layer12 文字枠の作成)
画面右下に文字を入れるので認識しやすいように
文字枠を先に作っておきます。
背景のフォントにも星マークがあしらってあるので
モチーフとして星形を選びました。
(Layer13 テキストのコピー)
画面右端の空間が寂しい感じがしたので背景のテキストを
重ねる事にしました。
Layer4をコピーしてLayer13に貼り付けたら画面を直接
ドラッグしてテキストを右端に動かします。
これで画面左端の暗さとバランスも取れたんじゃないで
しょうか。
フォントの星マークも増えてイイ感じです。
(Layer14 背景色の追加)
Layer14でメディアオブジェクトの追加で図形を選び
図形ウインドウで図形の種類を背景にして青色を
足してみました。
目の色に合わせて少し緑がかった水色で画面を
塗りつぶしたら暖色系→寒色系の変化でクールな
印象になった気がします。
めりに関しては青とピンクをテーマカラーと勝手に
決めてるのでココはお手本とは違ってますね。
(Layer15 文字入力)
星形の文字枠の中に文字を入力します。
背景のテキストでアメリカ国家歌詞を使っちゃったので
Aの文字から始まるアメリカンジョークをチョイスしました。
笑いどころはイマイチ理解しきれてませんが 「3!!!」と
答える姿を想像するとなんだか微笑ましいですね。
(アメリカンジョーク紹介ページ)
Meddhy英語tips部屋
休憩室 American jokes 入門編
http://www.geocities.jp/tanubaro/amejoke.html
(Layer16 文字にシャドーをつける)
アメリカンジョークの白文字にシャドーを付けます。
Layer16右の何もないところで右クリックしてメディア
オブジェクトの追加/フィルタ効果の追加/シャドーを
選択します。
これでLayer15の文字(テキスト)に影が出来ます。
(シャドーの調整)
めりにつけたシャドーの色に合わせて紫系の色にしました。
ここまででAviUtlでの画面加工作業は終了です。
AviUtlで作成したこの画面を静止画のPNG形式で
保存してペイントソフトで最終仕上げする予定ですが、
動画編集ソフトAviUtlでどうやってPNG出力出来る
のかやった事なかったので調べるといくつか方法が
ありました。
迅七様のブロマガに手順が紹介されてましたので
フレームバッファを作成してアニメーション効果で
PNG保存してみたいと思います。
それには白水様作成のスクリプトが必要になります。
スクリプトはPC-OS_Install(C:)-Program Files
(x86)-AviUtl-scriptのスクリプトフォルダに
入れると使えるようになります。
(PNG保存スクリプト配布ページ)
AviUtlスクリプトおきば。 (白水様)
PNG保存
http://hksy.web.fc2.com/html/aviutl.html
(AviUtlでのPNG保存についての説明ページ)
That's Done!(迅七様)
AviUtl編集画面を直接PNG保存するスクリプト
http://ch.nicovideo.jp/Jinsichi/blomaga/ar247344
(Layer17 フレームバッファでPNG形式保存)
Layer17でフレームバッファを作成してフレームバッファ
ウインドウ右の+ボタンを押してアニメーション効果を
選び[震える]と出ているところで[PNG保存]を探します。
(PNG形式で保存する実行)
フレームバッファウインドウ下ののアニメーション効果PNG保存の
右下のPNG形式で保存するにチェックを入れると名前を付けて
保存のウインドウが開くのでファイル名を入力して保存ボタンを
押すとAviUtl画面が静止画として保存出来ます。
作業も残す所あとわずかになりました。
ペイントソフトGIMPでPNG画像を開いて仕上げの加工を
行います。
(AviUtl出力画像をペイントソフトで開く)
モデルの顔にかかる髪の部分に影を書き足していきます。
影色は目の色をスポイトツールで描画色に設定し、
新規レイヤー上でエアブラシツールを使って髪のフチを
なぞりました。
描き終わったらレイヤーの不透明度を100.0から50.0に
してモードを標準からオーバーレイに変更して元画像と
なじませたら完成です。
(完成画像)
ペイントソフトとAviUtlを駆使してやっと1枚の静止画が
完成しました!
これだけ本格的に静止画を作り込んだのは初めてだっ
たのでとても良い経験になりました。
操作方法は佐宇様のお手本を見ながら作らせていた
だいたので途中迷う事なくスムーズに作業を進められました。
フレームバッファやフィルタ効果の追加など知っておくと
大変便利な機能についても使い方を覚える事が出来た
ので自分のモノにする為にもこれからも継続して使って
いきたいと思ってます。
(佐宇様のブロマガ)
アジト
AviUtl静止画編集おぼえがき
http://ch.nicovideo.jp/xsa_ux/blomaga/ar647141