前回はパステル系の画材を紹介しましたが、今回は鉛筆の変わり種
とも言えそうなGRAFCUBEについて触れてみたいと思います。
GRAFCUBEはグラファイト(黒鉛=鉛筆の芯)のキューブ(立方体)の
意味ではないかと思いますが上の画像にあるように通常の鉛筆に比
べて芯部分(黒鉛、石墨)の断面積がとても広いです。
特に15mm角のほうはコンテ4コ分以上と規格外のサイズに最初見
た時は驚きました。
硬さは3B、6B、9Bの3種類が国内では入手可能になってます。
メーカーはスイスのカランダッシュ(CARAN D'ACHE)というトコロ
で売っているお店は少ないと思います。
鉛筆のカタチが全て芯の黒鉛で出来ている別の製品もありますよ。
木炭を鉛筆状にしたチャコールペンシルやパステルを鉛筆状にした
パステルペンシルなどなど派生品はかなりバラエティ豊かなので自
分に合った画材探しはやってみると結構ハマりそうです。
木炭紙大(650×500mm)のクロッキー帳に普通の鉛筆で描いても
線が細すぎ色が薄すぎてビックリするくらい視認出来ないからボリ
ュームのある太さと濃さで表現してみたいとは思ってました。
用紙サイズにふさわしい線の太さを適切に選びたい欲求が強くなる
と言うか描いてる以上その辺の機微を判別しなきゃいけないワケで。
あとは鉛筆の芯が華奢で夢中で線を引くあまり力が入ってすぐ折り
そうだからってのもあるかな。
上の画像が木炭紙大サイズに鉛筆で描いたスケッチです。
線1本じゃ主線は表現出来ないカンジ。
GRAFCUBEはこれから使ってみて確かめたいと思います。