現実の物理法則に縛られないフィクションの世界は素晴らしい。
右手で隠れてるその下を半ば強引に見せるとかイマジネーション
次第でどうとでも出来るんですよ、制限がかからないところで
のびのびさせてもらえる有り難みを感じます。
今回は擬似的なんちゃって透過の手法をひとつ紹介したいと思
います。
同じモデルの材質同士という条件はつきますが材質が重なり
合った部分の色を変えると半透明風に見えるのではないかと
考えました。
上の画像(左)は重なり部分に白を(右)は肌色をそれぞれ当て
てますが色はシェーダーを利用すれば好きに決められます。
以下に大まかにですが作り方を書きますね。
MMD画面右上のMMEffectメニューからエフェクトファイル割当
を呼び出しMainタブのモデルファイル名をクリックして編集メニ
ューでサブセット展開したら、髪の毛にシェーダーで肌色を適用
します。(作例では単色Color_Shader(mo様)で色を作りました。)
お手軽キーイングエフェクト(おたもん様)をMMDに読み込んで手
袋以外にBlack.fxをファイル選択で開いて適用し、次に髪の毛の
チェックを外します。
他のエフェクトを読み込んでいる場合は他のエフェクトタブの髪
のチェックも外したほうがよいかもしれません。
これで手袋と髪が重なっている手袋部分に別の色が塗られている
状態が作れると思います。
実際に作る時は輪郭線描画を工夫して見やすさを調節してあげる
とより髪に隠れてる感が演出出来るかもしれませんね。
例えば隠れてるところの輪郭線を描くor描かない、もしくは他よ
り線幅を細くするとかです。
背景や他のモデルさんとの重なりには残念ながらこのままのやり
方では通用しないでしょうが、ズームアップした静止画では効果
的に使えるでしょう。