アニメ風MMD画像は何枚か
のMMD画像を合成して作って
いますが、 今回は合成用素材
と使うエフェクトの種類や合成
モードについて説明したいと思
います。
色表現域を増やす為「色深度」
を通常8ビット/チャンネルから
32ビット/チャンネルに変更して
ありますが、それ以外の特別な
設定はしてません。
画像合成用素材として用意
したのは7種類のMMD画像
です。
狙った効果を手間をかけずに
出せるようPMXエディタで
モデル改変してたりもします
がMMDエフェクトやシェーダー
を利用してもある程度作れ
るものだと思います。
合成用素材をMMDで作る
時は主に影をつけたり、ハ
イライトを出したり黒く塗り
つぶしたりしたいのでMMD
エフェクト(シェーダー)のトゥ
ーンシェーダーや単色ぬり
つぶしシェーダーマスク素
材用シェーダーなどがオス
スメです。
<<今回用意した合成用素材>>
(合成用素材の用途)
・ベース
→[乗算]で重ねてモデル色表現用
に使います。 MMDエフェクト不使用。
・ハイライト
→[通常]不透明度20%で若干
のツヤ感やテカリを出します。
白目が真っ白にならないようグレ
ーに色調整。
モデル改変してあるのでMMD
エフェクトは不使用。
・影
→[乗算]で同じ画像を2枚重ねて
影色を出す用に使う。
MMDエフェクトは衣装にトゥーン
シェーダー適用。
狙った箇所に影をつける為モデル
改変で眉や口の位置をズラし
てます。
・ポイントハイライト(瞳用その1)
→「グロー」効果で発光させて
[加算]にすると強烈な光を放つ
ので不透明度を40%に下げて
使う。
MMDエフェクト不使用。
モデル改変では黒目、ハイライト
と細かく材質を分けて加算スフィ
アを適用してます。
・ポイントハイライト(瞳用その2)
→上記のポイントハイライト(瞳用
その1)と似てますが光らせたい
部位が若干異なります。
MMDエフェクト不使用。
こちらもモデル改変あり。
(モデル改変は目元が一番
凝ってます。)
・ポイントハイライト(髪の毛用)
→ポイントハイライト(瞳用その1)
と同じです。
MMDエフェクト不使用。
モデル改変では髪の毛材質を
複製して黒と色付きを使い
分けてます。
・描画色調整
→ベース素材を[乗算]合成した
だけでは色の濃さが出にくい
ので補助的に使ってます。
色調補正の「レベル補正」効果
でヒストグラム▲を右にスライド
させて色を濃くしたら「ブラー(ガ
ウス)(カメラレンズ)」でボカし、
[スクリーン]で不透明度を48%
に下げて色味を調節します。
合成用素材の数が少し増えて
複雑になったように見えますが
高度なテクニックを要する事は
何もないですし、静止画像であ
ればAE(After Effects)でな
くともGIMPでも合成作業は
可能です。最後にひとつ。
顔の輪郭や鼻筋の影は
MMDエフェクトでコントロ
ールするのが大変なので
モデル材質テクスチャに
直接描き込んでますが
その辺あまりこだわらない
のであればトゥーンシェー
ダーでいいと思います。