以前から気になっていたコトを
改善しようと試みて出来たのが
今回の画像です。
気になっていたコトと言うのは
2点ありました。
1.髪の毛ハイライトを増やす
2.口元の影をトゥーンシェーダー
ぽくクッキリ見せる
(=材質オブジェクトシャドウ)
<1.髪の毛ハイライトを増やす>
→キューティクル表現としてタテ
のラインを加えて髪の毛の流れ
が分かるようになればいいと
考え材質の髪の毛に適用する
加算スフィア画像を変更してます。
(前に作った加算スフィア画像)
モデルに適用するとこうなります。
(MMD画像)
ぐるっと円環になった天使の輪
だけでもいいのですが、毛先
付近の髪色が2色と少なく感じ
たので足りない部分に追加し
たのが下のスフィア画像です。
(改良後の加算スフィア画像)
天使の輪の下からタテに4本
ハイライトを伸ばしてあります。
(MMD画像)
ボーダー柄に薄めのハイライトを
入れてこれでサムネ画像で見て
も髪の毛の流れが見分けやすく
なったと思います。
(完成画像)
使う色数をあまり増やすと今度は
画像を見てセルルックのアニメ風
に受け取られない可能性も出て
きそうなのでこの辺がリミットで
しょうか。
タテ向きにハイライトがあると
ディティールがつかみやすくて
やっぱりつけてよかったです。
2.口元の影をトゥーンシェーダー
ぽくクッキリ見せる
(=材質オブジェクトシャドウ)
→PMXエディタでモデル改変を
行い、口元の影を出す為の新規
材質を追加しました。
これまでは顔テクスチャ画像に
影色を塗って口元の影を出して
いたのを変更したワケです。
(テクスチャに描いた影)
上唇と下唇に薄グレー色を塗っ
てそれを影にしてましたが、UV
展開図をトレースしてはいなか
ったので 上唇のあたりは形が
うまく整えられずガタついてしま
ってます。
他にいい方法はないかと考え
材質の顔を複製してそれを
口元の影表現につかう事を
思いつきました。
モデル改変を行ったのは画像
合成用素材の影用モデルです。
(新しい口元の影表現)
PMXエディタで顔を複製したら
複製した顔の横と幅を縮小し
ておき口元だけ表示されるよ
う頂点移動で手前に動かす
だけです。
顔全体を残しておけばモーフ
で影も口の動きに合わせて
動かせます。
(材質オブジェクトシャドウの例)
昨日掲載した画像もまた作り
直したのですが、材質オブジェ
クトシャドウが口の周りを囲んで
いて表現したいと思ってた影表
現に近いところまで来てます。