アニメ調画像にとっての[影]と
[ハイライト]の役目ってなんだ
ろうと疑問に思ったので画像を
作りながらその事について少し
考えてみました。
人は一般的に暗い色に敏感で
実際の色味よりも暗い色として
認識してしまうという事がある
そうです。
上の画像を見た時も描画色の
中で相対的により暗い色が気
になるまたは目につくのでは
ないかと思います。
白目の上の影や耳の中の影も
見分けられるかもしれません。
キャラクターの画像に影がつ
いてるとしっくり来る感じを
なんとなく抱いてしまうのは
現実での見え方と同じで
安心するからでしょうか。
「見る」で行ってることは
・外形把握
・影(奥行き)把握
・色把握
→目の前に影が全く落ちな
い状態で人らしきモノがいた
らコワいと感じるかも。
2Dでは影がなくても認識
出来るのでそれでも敢えて
影をつける理由は「奥行きを
確認して安心してもらう為」
と一応仮説を立ててみました。
[ハイライト]の方はと言うと
目が光ってるとか見る時に
どうしても必要な情報では
ないですよね。
ズームアップで見た場合に
質感を良く見せる為の一種
の装飾のような扱いで捉え
てます。
使い方として考えられるのは
引きのアングルで遠くから
または縮小画像のサムネを
見るのであれば「見る」のに
必要な情報である[影]を
近付いてよく見てもらうなら
質感良く見せられる[ハイラ
イト]を意識して使う。
<影とハイライトの役目>
・影:奥行きの情報示唆
・ハイライト:質感表現
→優先するのは影描画
アニメ調画像に限ったコト
ではないかもしれません
が、ベース色、影色、ハイ
ライト色しかほぼ使わない
アニメ調画像では影描画
の重要度は高いので画像
作成にあたりその意味を
理解しておきたいと思います。