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Channel: ポリめりMMD
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【MMD】描画置き換えによる複雑表現方法

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MMD画像を作る時に意識するように

しているのは「複雑さ」を出す事です。

「複雑さ」と言われても具体性に欠け

るのでそれをコトバにするとこうなり

ました。



_「複雑さ」表現の構成要素_


・影色やエッジ色も含めた多色遣い

(色数を増やす)


→改めて考えてみても「複雑さ」の説明

で具体的要素がひとつしか思い浮か

ばず拍子抜けしましたが色数を増やす

だけでも「複雑さ」が出せるのは確か

です。



本当かどうかサンプル画像で確かめ

てみます。





[単純化表現の例]




113gradationb2nomalbasicmeri10-2.png




アニメ調トゥーン表現は元の材質色(髪色

など)と影色の2階調で描画されるので

目につきやすい、見分けやすいと言った

視認性は上がります。


その代わり単色でベタ塗りされた絵の

ようで色情報も少なくてすぐに見飽きて

しまう、目立つけどちょっと退屈に感じる

ところもあるかと思います。



そこで視認性の良さをキープしつつ

じっくり眺めてもらうような「複雑さ」を

追加出来たらいいんじゃないかと思い

ました。





[色情報を増やした例]




113gradationbnomalbasicmeri0.png




色情報を増やすと言うのは多色遣いに

する、色味を増やすと同じで「複雑さ」

を出してます。


上の画像は淡い色が増えてアイキャッチ

は弱まってますが髪の毛のハイライト

部分など色の変化を見る楽しさの度合い

はアップしたと思います。





["情報量が多い"について]


例えば1バイトのデータと100テラバイト

のデータの映像どちらがキレイかはすぐ

分かると思いますが、より情報量の多い

方が良いというのはある意味当たって

ます。

ただMMDではフォトリアル系フルCG

レベルの情報量でなくても充分キレイ

さは表現出来ます。




MMDモデルに関して言うと、大抵

アニメ調ルックでアニメ調表現はもと

もとデフォルメ(記号化)=単純化が

前提なのでアニメ調ルックを失わな

いよう、色数を増やす「複雑さ」も出

せるよう両立を考えての画像作成

でした。





[複雑さを加えた完成画像]




113gradationbnomalbasicmeri0-4.png




アニメ調トゥーン表現とフォトリアル系

グラデーション表現の中間を目指して

モデル標準エッジをピンクや水色に

置き換えて、あとは材質色以外の色

(グラデーション)が少し載るよう調整

してます。


この画像を見て"なんとなく色遣いが

おもしろい"と第一印象で感じてもら

えたらOKです。





[MMD画面]




113gradationbnomalbasicmeri10.png




今回の画像作成のポイント「複雑さ」

を出すのに元の色を置き換えしてます

が、グラデーションフィルタや色ずれ

エフェクト、エッジ描画エフェクトを

使ってます。


エッジ描画エフェクトは3種類で計5本

色はピンク・水色・黒・材質色の4色

単調にならないよう重ねがけです。


ちなみにエフェクト合成M4Layer

(12:焼き込み)で描画をクッキリさ

せました。




これからの話ですが、もっと「複雑さ」

表現を多く出す為にはエッジ線描(昨日

書いた「サブエッジ」)にヒントがあるよう

な気がしてます。





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