絵を描くのがニガテな自分からしたら細い線でカタチを確定
させられるコトの負荷が高くて結構ストレスだったりします。
別に拒否はしないけど求められている規定クリアの為のハードル
を超えるまでが冗長でやたら振り幅が少なくシビアでそこに意義
を見いだせてないからツライ気持ちのほうが先に来てしまう。
最初から緻密さ100%で行けとかムリだよな~と思っていたのです
が、色んな画材を触るようになって0から100への唐突なジャンプ
アップを回避して中間地点を経由する自分にとってメンタルダメー
ジ少なめの作業工程のほうがいいんじゃないかと考え始めました。
線幅を太くすると途端にカタチを捉えるのがラクになるんですよ。
アタリとかラフの段階と本描きで画材を変えるとかね。
量感はむしろ幅広の線(面)のほうが説得力があるので細い線と
太い線どちらを先に描き込むか描き順のハナシになるかもしれ
ませんが、時間効率からしてもやはり大まかに7割程度の正確
さを目指してアタリを取ってそれから密度を上げてディティー
ル表現を深めるやり方がしっくりきて納得出来そうです。
今描いてるマルス像も全体を薄く塗りつぶすようにしてボリューム
を作ってから練り消しで削って削って微細な筋肉の隆起を浮き上が
らせて仕上げています。
カオでごまかせない構図なんかはモロにカタチそのものに目が行き
ますからシルエットだけなぞっても「何か」が見えてきません。