線画メインの場合は紙の種類や大きさはそれほど気にする必要は
なさそうです。
屋外や移動する電車などで軽くスケッチするとか人物を描いてみ
たいのであれば片手に収まるスケッチブックはかさばらず重宝す
るでしょう。
絵の練習のつもりで面を意識して描くとすれば普段お目にかから
ない大きめサイズの画用紙や画材専用紙の出番となります。
汎用性の高い鉛筆以外の木炭やパステル、絵の具といった画材は
相性の良い紙質又はキャンバスとセットで考えておかないと仕上
がりが全く違ってくるので最初の内はオススメされた用紙を試す
のが無難かもしれません。
デジタル描画やチラシなどにマンガ絵をちょろっと描く程度だと
ペンと原稿紙の関係性にほとんど注意を払わなくなるので慣れる
のに少し時間がかかってしまいましたが、紙質は定番を覚えてし
まえば大丈夫です。
それより木炭紙大(65×50cm)前後の用紙サイズは実際にカタチ
を展開して完成させてみないと思ったように描き進められない気
はします。とにかくデカイし塗る量も相当増えるので正しい指導
の下、鉛筆なら8種類の硬さを使い分けるとか多色表現を経験し
ておくと確実に力になるし世界が変わりますよ。
鉛筆の多色表現はモノの前後関係がどうなってるかや色味など
スゴく頭を使うので(言い換えればノープランで塗っても絵に
ならない)自分の理解深度が如実に出ると思ってください。